証書貸付とはどんな意味でカードローンとの違いは?…住宅ローンやフリーローンにも利用されています

借用書

カードローンについて調べていると証書貸付という言葉を見かけたことがあるかもしれませんが、どのような意味があるんでしょうか?

実は貸付証書はローンの一種でカードローンと全くの無関係という事ではないので、どのような意味なのか知っておくことでよりローンへの理解が深まると思います。

そんな貸付証書とはどんなものなのか、カードローンとはどう違うのかなどについて紹介していきます。

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証書貸付とは

証書貸付とは「金銭消費貸借契約証書」という借入金額や金利、返済方法など全ての契約内容が書かれている証書で契約を行って一度だけお金を借りる方法を言います。

「証書」を使ってお金を「貸し付」けるという事から証書貸付けと呼ばれています。

もちろんカードローンであっても契約書はありますが、基本的には同意書を読んで同意することで契約が完了することになるので、金銭消費貸借契約証書のようにしっかりとした契約書が作成されるわけではありません。

さらにカードローンと証書貸付けの契約の方法には大きな違いがあり、証書貸付けの場合は必ず「署名」しなければいけません。

署名とは記入と違い必ず自分の文字で記入しないといけないのに対して、記入はパソコンからの打ち込みなどでも有効になるので、署名と記入は似ているようで意味は若干違います。

なので証書貸付けの場合は銀行窓口のその場で署名する事も多いですが、カードローンの場合は署名は必要なく、記入を行えばいいのでインターネットのみで契約できるWEB完結などを行うことが出来るようになっています。

住宅ローンやフリーローンも証書貸付

金銭消費貸借契約証書を利用して証書貸付けを行うと言うと堅苦しくてあまり馴染みがなさそうに感じますが、実は意外と身近なところでも証書貸付けは行われています。

その身近な所というのは住宅ローンや自動車ローン、フリーローン、目的ローンなどで、このような所にも証書貸付けが利用されているのでそれを知るとぐっと身近なものに感じますね。

さきほど紹介した貸付証書は自筆で署名を行わないといけないという点も、住宅ローンやフリーローンでWEB完結が出来る所がないという所からも分かる思います。

ただしフリーローンなどであれば、署名が必要であってもFAXや郵送の場合であれば店頭へ行かずに契約することができる場合もあります。

カードローンとの違い

証書貸付について紹介したあとは、契約時に署名か記入でよいのかという違い以外にカードローンとはどのような違いがあるのかについて紹介していきます。

融資は一括

証書貸付がフリーローンや住宅ローンにも利用されていると知った時に、気付いた方もいらっしゃると思いますが、証書貸付けは一括融資が基本となっています。

カードローンであれば利用限度額を決めてその限度額内であれば何度でも借りる事ができますが、フリーローンなどでは必要な金額を一括で振り込まれるので、その後は金銭消費貸借契約証書に記載されている内容の通りに返済のみを行っていくことになります。

なのでカードローンのようについつい借りすぎてしまうという返済に困ってしまうという事はある程度防ぐことができます。

返済額は定額が多い

証書貸付けは何度も借入れができないので、借りている金額の残高は下がっていくだけで、新たな借入れで上下しないので毎月の返済も定額で行っていくことが出来ます。

カードローンであれば「残高スライド元利定額リボルビング方式」が採用されている事がほとんどで、この場合は借りている金額が増えても減っても返済額が変わってしまうので分かりにくい部分もあります。

ですが証書貸付けの場合は「元金均等返済」「元利均等返済」などの返済方法が採用されているので、毎月一定額の返済でいいので返済計画も建てやすいという面もあります。

返済方式の特長の違い

元金均等返済は毎月の返済額とは別に利息の支払いが必要となるので、毎月の返済額は高くなりがちですが借りている金額(元金)をどんどんと減らせるので素早く返済を終わらせることが出来ます。

一方の元利均等返済は、毎月の返済額の中に利息が含まれているので毎月の返済額は低くなりがちですが、返済額全てが元金に充てられる訳ではないので返済までに時間がかかり、利息も多く支払う必要があります。

必要になる度に契約する必要がある

カードローンの場合は1度契約してしまえば、基本的にはずっと利用することができるので、必要な時にすぐに借りる事ができますが、証書貸付けの場合は新たな借り入れを行いたい場合はも1度申し込みを行わないといけません。

なので急な出費でお金が必要になった時などに対応するには不向きとなっています。

審査スピードは遅め

カードローンは消費者金融であれば即日、銀行カードローンであれば早い所であれば2日程度で審査が完了しますが、証書貸付の場合はそれほど素早く審査は終わりません。

住宅ローンや自動車ローンとなると金額も大きくなりがちで審査もしっかりと行われますし、契約書などを用意する必要もあるので、素早くお金を借りたいという方はカードローンを選んだほうが良いでしょう。

連帯保証人が必要になるケースがある

カードローンのほとんどが無担保・無保証人で利用することができるので、自分ひとりで申し込むことが可能です。

自動車ローンや住宅ローンなどを利用する際は連帯保証人を必要とする事は少ないですが、その他の個人向けローンや法人として利用する方は連帯保証人が必要になるケースがあります。

法人としての融資は個人よりも遥かに大きな金額になる可能性があるのでその分回収できなかった時のリスクを考え、契約した人が払えなかった時に変わりに返済を行う人的担保として連帯保証人が必要になるようです。

なので無担保、無保証人のカードローンのように自分ひとりで申し込むことは出来ないものとなっています。

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まとめ

以上が証書貸付についてやカードローンとの違いなどについての紹介でした。

証書貸付はカードローンとは違って何度も借入れを行うことは出来ないですし、WEB完結などの申し込み方法もできないのでそれほど利便性が高いわけではありません。

ですが住宅ローンや自動車ローンなど大きな金額を借り入れる際などには有効な融資方法となっています。

今は審査の早さなどもカードローンの魅力の一部となっているので簡易的な流れで契約を行うことが出来ますが、本来のお金の借り方は恐らく貸付証書のような方法が普通なのかもしれません。

それほど馴染みのある言葉ではありませんが思っている以上に身近な存在である証書貸付について理解を深めて賢く利用していくようにしましょう。