カードローンとクレジットカードの違いと特徴まとめ…名前は似てるが金利が大きく異なるので使い分けよう

クレジットカード

お金を借りようと考えた時に「カードローン」と同時に「クレジットカード」2つの方法が浮か分と思います。

この2つは単語としても似ていますし、どちらもお金を借りることが出来る機能がついているので、似ていて区別のつき難い言葉になっています。

ではこの2つは正確にはどう違うのでしょうか?今回はその辺りを紹介していきます。

この2つの違いは簡単に言ってしまえばショッピング枠の存在と金利の違いと言えます。ではカードローンの方から詳しく説明していきます。

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カードローンの特徴

カードローンはクレジットカードのように買い物の際に使えて日常で便利に使うことが出来る訳ではありませんが、お金を貸すことに特化しているのが特徴です。

審査について

カードローンは契約の際に無保証、無担保でお金を借りることが可能ですが、クレジットカードのように担保を得る事ができず、お金を払ってもらえなくなる「貸倒れ」になった際のリスクが大きいのでより慎重な審査が行われるので、審査を通るのがクレジットカードよりも難しいと言われています。

しかしクレジットカードよりも難しいと言っても信用情報に傷がなく、安定した収入と申請した利用限度額が自分の収入と見合ったものであればそれほど難易度が高いという訳でもありません。

借りれる金額

カードローンでお金を借りる場合は消費者金融や信販会社などの貸金業者には総量規制が設定されているので年収の1/3を超える金額を借りることは出来なくなっています。

基本的には総量規制は貸金業者のみに適応されるので、銀行のカードローンでお金を借りた場合には総量規制に関わらずお金を借りる事が出来ます。

※2018年5月現在では全ての銀行で自主規制として総量規制と同等の規制を行っているので銀行であっても年収の1/3を超える借入れは不可能となっています。

それでも借りることが出来る金額はクレジットカードのキャッシング枠の場合は30万円~50万円程度に設定されている事が多く、最高でも300万円程度までとなっていますが、カードローンの場合は借りる事の出来る金額はさらに高く設定されています。

クレジットカードで借りられる最高金額の300万円程度の金額はカードローンの中では普通で、銀行のカードローンでは1000万円を超える利用限度額が設定されているものもあります。

もちろん最高額を借りる事は総量規制などもあるので、それにふさわしい収入がないと難しいですが、多くの金額を融資してもらえる可能性が高いのはカードローンと言えます。

クレジットカードの特徴

クレジットカードのカードローンにはない最大の特徴はショッピング枠があるという事です。

このショッピング枠はキャッシング枠や消費者金融のカードローンのようにお金を貸す「融資」ではなく、一時的に立て替える「割賦払い」という扱いになるで総量規制の対象とはなりません。

なのでカードローンでお金を借りていた場合でも総量規制を気にせず利用することが出来ますが、計画的に利用しないと返済できなくなるのは言うまでもありませんね。

ちなみにショッピング枠は月末の一括払いが基本でしたが、最近ではショッピング枠の分割払いもできるようになっていて、楽天カードのように一括で購入後に分割に変更することも可能となっているクレジットカードもあり、その場合でも総量規制とは関係なく返済していくことが出来ます。

しかしショッピング枠の場合、数回の分割払いならばそれほど金利は高くありませんが、長期の分割払いにした場合はとても高い金利が必要になるので注意しましょう。

キャッシング枠

クレジットカードでもこのキャッシング枠を使えばカードローンとおなじようにお金を借りることができるので、これがカードローンとの区別をつきにくくしている要因の1つでもあります。

クレジットカードはキャッシング枠とショッピング枠がカード1枚になっているので、クレジットカードを持っている場合はついでにお金を借りることが出来るので、気軽に使うことが可能になっています。

先程も紹介したように、カードローンと同様にお金をかりることは出来ますが、金額はかなり低くなり、後ほど紹介する金利についても決してお得なものではないのでクレジットカードのおまけ程度の機能と考えた方が良いでしょう。

キャッシング枠はショッピング枠とは違い総量規制の対象になるので、年収の1/3を超えるキャッシングは行う事はできないので注意しましょう。

借りられる金額

カードローンの場合は利用限度額は全て借りることができますが、クレジットカードでは違いがあります。

クレジットカードの利用限度額と言うのはショッピング枠とキャッシング枠を2つが含まれていますが、基本的にはショッピング枠の中にキャッシング枠があるという形になっています。

例えば100万円のショッピング枠と50万円のキャッシング枠があった場合に、キャッシングで30万円借りたとすると、キャッシング枠が20万円に減るだけではなく、ショッピング枠も70万円までしか利用できなくなります。

なのでお金を借りるという事をメインで考えた場合にはショッピング枠よりも少なく設定される事になるので、カードローンに比べると借りられる金額は少なくなってしまいます。

さらにショッピング枠とキャッシング枠にそれぞれに上限が設定されていますが、利用条件がクレジットカード会社毎に設定されているので、細かく設定されている場合は分割で支払う際に上限額が低くなる可能性があります。

つまり100万円のショッピング枠があった場合に、一括払いなら100万円まで利用可能で、分割払いなら50万円までしか利用できなくなるというケースもあるので、クレジットカード会社毎の条件を把握しておく必要があります。

金利について

キャッシング枠はクレジットカードを持っていると手軽に使うことができますが、カードローンとの金利を比べてみると以下のようになっています。

  • 銀行カードローン:4%~15%程度
  • 消費者金融カードローン:4%~18%程度
  • キャッシング枠:14%~18%程度

各種類の金利の平均はこのようになっていて、見て分かるようにキャッシング枠は14%~18%と幅がかなり狭いので、金額を多く借りても少なく借りても金利は高くなるという事を表しています。

中にはイオンカードのように利用限度額が300万円までで、下限金利が年7.8%と低めに設定されているものもありますが、ほとんどがカードローンよりも高い金利に設定されています。

利息制限法が定める金利の上限は

  • 10万円未満 年20%まで
  • 100万円未満 年18%まで
  • 100万円以上 年15%まで

この様になっていて、多くのキャッシング枠の上限は100万円未満になっていることが多いので、ほとんどの金利が18%までに設定されており、300万円借りる事が出来るクレジットカードであっても金利が年15%までとなっている事がほとんどです。

つまりクレジットカードのキャッシング枠の金利はは法律で許されているギリギリに設定されていると言うことです。

ちなみに銀行カードローンでお金を借りる場合は100万円以下であれば年14.5%程度で、300万円借りた場合でも6%~7%に設定されていることも珍しくありません。

300万円借りた時の金利を比べてみると単純計算で倍近い金利の差が出てしまうので、控えめに言ってもキャッシング枠の金利はお得とは言えません。

キャッシング枠を利用するケースというのはカードローンを契約するまでのもない数万円単位のすぐ返済出来る程度の額の場合に限るようにしておき、それ以上の金額であったり継続的に利用するかもしれないという場合はカードローンを契約したほうがお得に利用することが出来るでしょう。

クレジットカードはショッピング枠がメインのカードなので仕方ないと言えば仕方ないですが、利用する際は金利についても覚えておいた方がいいでしょう。

審査について

審査についてはクレジットカードの方がカードローンよりも通りやすいと言われています。

その理由としてはクレジットカードの場合、ショッピング枠で買い物をして万が一支払えなくなった時には、クレジットカードを利用して購入した商品を担保としてある程度の金額を回収することが可能になるので、無担保でお金を貸すカードローンよりも審査に通りやすくなっているんです。

クレジットカード1枚で済む

金利や利用限度額などからカードローンの方がお金を借りるのはお得というのは紹介してきましたが、クレジットカードと併用して利用しようとした場合にクレジットカードとローンカード2つとも持っていないといけなくなります。

ですが財布の中には様々な種類のカードが入ってる事が多いと思うのでカードが増えるということはそれだけ煩わしさも増えてしまうという事にもなります。

なのでクレジットカード1枚のみでキャッシングが出来てしまうという点は少しですが財布の中身を気にする方にとっては重要となるかもしれません。

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返済方法の違い

カードローンとクレジットカードのキャッシング枠の返済方法に多く採用されているのが「リボルディング方式」いわゆる「リボ払い」です。

詳しく見てみるとカードローンの場合は「残高スライド元利定額リボルビング方式」で、クレジットカードの場合は「元利定額リボルビング方式」となっている事が多く、略してしまうとどちらも「リボ払い」になってしまいますが、返済方法には違いがあります。

「残高スライド」というのは借りている金額(元金)が減るに連れて返済額も減っていく返済方法で、一見毎月の負担が減って有り難いように感じますが、実はその分返済期間が長期化し、多くの利息を支払ってしまうというデメリットもあります。

一方で元利定額リボルビング方式の返済額は利用できる金額に応じて決められるので、いくら借りても、元金がいくらであっても返済する額は一定という事になります。

その分残高スライドよりも返済するスピードは早くなるので、利息も抑えられ素早く完済することが可能です。

このように返済方法だけみるとクレジットカードの方が利息が発生しにくい方法になっていますが、先程も紹介したように金利は明らかにクレジットカードの方が高いので、返済方法を含めて考えた場合でもやはりお金を借りるならカードローンの方が良いでしょう。

アコムならクレジットカードとカードローン一体型がある

紹介してきたようにクレジットカードはショッピング枠に特化し、カードローンはお金を借りることに特化していますが、ならばどちらの機能も併せ持ったものはないのかと気になると思います。

ですが実際にはそのようなカードはほとんど存在せず大手ではアコムのみで確認することが出来ます。

アコムでもクレジットカードを発行していて、そのクレジットカードにアコムのカードローン機能を付与しているので、クレジットカード1枚でローンカードとしても利用することが出来ます。

アコムのクレジットカードのショッピング枠の上限は300万円までで、さらにショッピング枠とカードローンの利用限度額を合わせると800万円に設定されているので、申し分ない金額になっていると思います。

ただし普通のクレジットカードと違う点としては、アコムのACマスターカードでは支払いの際に一括を選んだとしても、自動でリボ払いでの返済になってしまいます。

返済額は利用金額の2%~3%に手数料が10.0%~14.6%加算された金額が請求されることになるので、毎月の返済額は小さくなりますが返済期間が長くなり、手数料もかなり発生してしまいます。

ただ毎月の返済額は自分で高くすることも出来るので、返済期間を長くしたくない場合は毎月の返済額を上げる事で手数料の発生を抑えることも出来ます。

ACマスターカードではカードローン機能も付いているので、通常のクレジットカードでは不可能な現金の引き出しも可能となっているのでショッピング以外でも利用可能となっています。

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クレジットカードには詐欺も多いので気をつけよう

クレジットカードはショッピング枠もキャッシング枠もあるので一枚あれば、ショッピングにもキャッシングにも利用する事ができてとても便利ですが、詐欺も存在しています。

その詐欺の中でもお金に困っている時に被害に遭いやすい詐欺は「クレジットカードの現金化」です。

ですがこのクレジットカードの現金化は実は明確に違法という訳ではないので、堂々とクレジットカードのキャッシング枠を現金化という看板を出している店もあるようです。

なぜ違法ではないかというと、例えばクレジットカードのショッピング枠を使って購入した商品が思っていた物と違っていたけど使用してしまって返品もできない場合は質屋やリサイクルセンターなどで買い取って貰うことを考えますよね?

その考えと意図的にショッピング枠を使って現金を入手しようとする行為の区別をつけることがほぼ不可能なためにグレーゾーンではありますが違法ではないという事になっています。

法律的には違法ではありませんが、クレジットカードの規約にはショッピング枠の換金目的の利用は禁止する項目があるので、クレジットカードの規約違反になりバレるとクレジットカードの利用停止、強制退会、残っている支払いの一括返済を行われる事になります。

ですがかなりの悪質な方法で行わない限りバレることはないので取り締まる事は難しい現状のようです。

一時期問題になったフリマアプリでの現金の出品についてもこのショッピング枠の現金化を目的をした行為で、現金をクレジットカードのショッピング枠を使って購入することでショッピング枠の現金化を行っていましたが、現在では現金の出品は規制されています。

現金化の手口

ショッピング枠を現金化と謳っている詐欺の手口としては、利用者に指定のものをクレジットカードで購入させてそれを買い取るというシステムですが、通常の値段よりもかなり低い金額で買い取るという手口です。

なぜこのような詐欺が行われているかというと、カードローンを利用限度額まで使ってしまったり、総量規制の影響でこれ以上金融機関からお金を借りることが出来ない人が「少し位損をしてもいいからとりあえずの現金が欲しい」という心情から手を出してしまいます。

このような詐欺を行っているのは闇金融が多く、高金利でお金を貸すわけではないからそれほど危険ではないと思ってしまうかもしれませんが、実は結果的に高金利でお金を借りていることになります。

例えば

クレジットカードを使って3万円の物を購入し、業者に1万5千円で購入してもらったとします。

利用した人はとりあえずのお金が手に入ってよかったと思うかもしれませんが、金利として見てみると50%にもなり、出資法で定める金利の上限20%を大きく超えているので完全に出資法違反となっています。

このように手っ取り早く現金化することはできますが、クレジットカードの規約違反で買取業者は闇金融である可能性が高く、下手をすればクレジットカードを使えなくなった上に、闇金融に資金を提供している事になるので、クレジットカードの現金化という甘い言葉に惑わされないようにしましょう。

お金を借りる場合はカードローンの方がお得

紹介してきたように、カードローンとクレジットカード共にお金を借りることが出来る機能がありますが、お金を借りるという目的ならばカードローンを利用した方が圧倒的にお得と言えるでしょう。

カードローンはお金を借りるという事に特化しているので、クレジットカードよりも多くの金額を借りることも出来ますし、銀行のカードローンであればより金利を低く抑える事で支払う利息を減らす事が出来ます。

クレジットカードでキャッシングを行う場合は金利が高いだけでなく、会社によってはキャッシング枠の利用限度額が全て使えない可能性があるなど、ややこしい部分もあります。

そもそもクレジットカードのメインの機能はショッピング枠なので、キャッシング枠はおまけのような存在でもあります。

しかしクレジットカードを持っている人がカードローンを利用しようとすると、改めて審査を受ける必要があるので自分に合ったカードローンを探したり、収入証明書などを用意する手間や時間がかかってしまう難点もあります。

それでも今後借りる予定もなく少額を1回程度借りる程度ならば改めてカードローンを作る必要はありませんが、今後も使う予定がある場合やある程度大きな金額を借りる場合はカードローンの契約を行った方がお得に利用することが出来るでしょう。