カードローンでお金を借りた場合にはほとんどの場合で毎月の返済日が決められ、その日までに返済を行っていくことになります。
その決められた日までに返済額を支払うことが出来なかった場合には滞納、または延滞といわれる状態になってしまいますが、そもそも滞納と延滞の違いはなんなんでしょうか?
また滞納金や延滞金という言葉もありますがこちらにも意味の違いがあるのかなどについて紹介していきます。
スポンサードリンク滞納・延滞とは
そもそも滞納と延滞というのは毎月の決められた返済日に返済額を振り込んでいなかった時に使われる言葉で、最悪の場合信用情報に記載されるけでなく借りている金額を分割ではなく一括返済で請求される事態にまで発展します。
その場合は裁判まで行くことになり、裁判所から差し押さえの許可が降りると自身の財産を差し押さえられるまでになる可能性もあります。
そのような最終段階まで行かないにしても、一定期間返済を行わないと信用情報に延滞情報が記載され、延滞が解消されてから1~5年間も情報が残り続けることになり、その間は新たにカードローンを作成することは難しくなります。
ただし1日延滞したから即信用情報に記載されるという訳ではなく、61日間支払いが遅れると信用情報に記載されることになります。
しかし61日未満の短期の延滞であっても何度も繰り返すと信用情報に記載される事があるので61日に達しなければ大丈夫という訳ではありません。
滞納と延滞の違い
このように重大な事態にまでなりかねない滞納・延滞ですが、具体的にはどのような意味の違いがあるんでしょうか。
- 滞納
- 定められた期限までに納めないこと
- 延滞
- 返済が決まった日を越えて滞ること
具体的にそれぞれの言葉の意味はこの様になっていて、若干の言い回しの違いはありますが基本的には同じ意味の言葉となっています。
また他にも似た言葉として以下のようなものがあります。
- 支払遅延
- 未払い
- 不払い
このような言葉も同様の意味なので、これらのいずれかの言葉が選ばれて使用されていた場合は「返済日を越えてまだ支払っていない状態の事」なんだなと理解してもらえれば大丈夫です。
スポンサードリンク滞納金と延滞金では意味が変わる
紹介してきたように滞納と延滞にはさほど大きな意味の違いはありませんが、滞納金と延滞金となると実は意味が変わってきます。
- 滞納金
- 今現在支払いが滞っている金額
- 延滞金
- 支払いが遅れたことで発生した損害金
このような違いがあり、延滞金は支払いが遅れたことにより発生する損害金の意味で、遅延損害金とも呼ばれています。
なので滞納・延滞を行ってしまった場合には遅延損害金という本来支払う必要のないお金まで支払う必要がでてきます。
また遅延損害金は年18%~20%程度に設定されていることが多く、借りている金額(元金)に対して発生するので多くの金額の支払いが残っている場合はそれだけ多くの金額が発生することになるので注意が必要です。
このように滞納金と延滞金では全く違う言葉の意味になるので覚えておくようにしましょう。
まとめ
以上が滞納と延滞の違いに付いての紹介でした。
滞納と延滞は基本的には同じ意味の単語なのでどちらが使われていても期日を過ぎても支払うことが出来ていない金額と理解してもらえれば大丈夫です。
ですが滞納金と延滞金になると意味が変わってしまう点に関してはちょっとややこしくなってしまうかもしれません。
ですがカードローンについて調べる場合には頻繁に目にするであろう単語なので、それぞれの違いを覚えてよりカードローンについて理解を深めていくようにしましょう。